TWICE / TT 〜世界中を魅了した魔法のポーズ!K-POP第3世代を牽引するモンスター・ポップス〜

K-POP
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TT
TWICE
  • 2016/10/24
    発売日

    ・3rdミニアルバム『TWICEcoaster : LANE 1』(2016年10月24日発売)
    ・日本デビューベストアルバム『#TWICE』
    (2017年6月28日発売 / 日本語バージョン収録)
    ・ベストアルバム『#TWICE2』(2019年3月6日発売)
    ・ベストアルバム『#TWICE4』(2022年3月16日発売)
    レーベル:JYP Entertainment / ワーナーミュージック・ジャパン

  • 作曲
  • 歌詞(心に残った部分・要約)
  • 曲の特徴(他との違い)
  • 楽曲の背景と実績

・作詞:Sam Lewis / 日本語詞:藤林聖子
・作曲:Black Eyed Pilseung(ブラック・アイド・ピルスン)
・編曲:Rado

「I’m like TT, Just like TT / 気づかない振り やめて やめて」
「完璧な 私だもの / 罪なほど 可愛いでしょう?」

https://petitlyrics.com/lyrics/3513663

思い通りにならない恋の苛立ちやもどかしさを、顔文字の泣き顔「(T_T)」に例えたキュートなポップソングです。強気で完璧な自分を演じつつも、好きな人の前では上手く振る舞えず「TT(泣きたい)」状態になってしまう、乙女心の裏腹で繊細な感情が鮮やかに描かれています。

メロディの雰囲気:キャッチー極まりないイントロから、耳にこびりついて離れない強烈なフック(サビ)へと展開する、中毒性の高いメロディラインです。

ジャンル:K-POP / カラー・ポップ / トロピカル・ハウス

テンポ:BPM約130。自然と体が弾む、ダンス・ポップの黄金律とも言えるテンポ感です。

サウンドやアレンジのポイント:K-POP界のヒットメーカーであるBlack Eyed Pilseungの手腕が光るトラック。重厚なサブベースがボトムを支え、キックドラムのトランジェント(アタック成分)が鋭く調整されたハイファイな仕上がりです。ボーカルトラックには深めのコンプレッサーと鮮やかなEQ処理が施され、9人の声の個性が埋もれることなく、耳元で弾けるような圧倒的な音圧を実現しています。

歌唱の特徴:それぞれのメンバーの声質と個性に合わせた、目まぐるしいボーカルリレー。サナの「ナナナ」やダヒョンの「ノムヘ(ひどい)」など、数秒でリスナーの心を掴むキリングパートの宝庫となっています。

同ジャンルや他楽曲と比較した際の違い(独自性):重低音を効かせた攻撃的なガールクラッシュ路線が台頭する中で、彼女たちは明るく健全な「カラー・ポップ」という独自の概念を提示しました。過度なセクシーさや威圧感を排除し、誰もが真似したくなる親しみやすさに全振りしたことで、広大なブルーオーシャンを開拓しました。

【歌唱難易度と音域】

最低音:mid1G周辺

最高音:hiD周辺

項目評価
音域★★★☆☆
リズム★★★★☆
メロディ★★★☆☆
総合★★★★☆

推奨キー:原曲キー(女性)。男性が歌う場合は、キーを4〜5つ下げるか、1オクターブ下で歌唱すると無理なく対応できます。

歌いにくいポイント:K-POP特有の、韓国語(または日本語)に英語が複雑に混ざるフレーズが多く、リズムの跳ね(バウンス)を感じながら滑らかに言葉を繋ぐスキルが要求されます。また、チェストボイスからファルセット(裏声)への素早い切り替えが多発するため、的確なブレスコントロールが必要です。

デビュー曲『OOH-AHH하게 (Like OOH-AHH)』『CHEER UP』の大ヒットに続き、TWICEのトップアーティストとしての地位を不動のものにした決定打です。両手で「T」の字を作る「TTポーズ」は国境を越えた社会現象となり、YouTubeのミュージックビデオ再生回数は6億回を突破。日本の10代〜20代の間でも爆発的なブームを巻き起こし、その年の紅白歌合戦初出場への強力なパスポートとなりました

■楽曲利用(タイアップ・メディア露出等)
・2016年:韓国シューズブランド「Spris(スプリス)」キャンペーンBGM
・2016年:韓国「ロッテ免税店」ウェブドラマ・キャンペーンBGM
・2018年:ソフトバンク「Y!mobile(ワイモバ学割)」テレビCM(TTポーズ)

曲についての評価(私の視点)

『TT』がいかにして単なる流行歌を超え、K-POP史に残るマスターピースとなったのかを総合的に深く考察いたします。

楽曲利用に関するユーザーの疑問と真実

以前、「韓国でも使われてない?ホントか?」というユーザーメモ(疑問)が寄せられました。結論から言えば、上記のタイアップ一覧に記載した通り、韓国国内でもSprisやロッテ免税店など、TWICE自身がアンバサダーを務める多数の企業広告でしっかりとBGMとして使用されていました。楽曲そのもののエネルギーとキャッチーさが凄まじいため、企業側がこぞって自社のプロモーションにこの曲の熱量(トラフィック)を借りた形になります

言語の壁を越える最強ステータス!「全世界対応のプラチナカード」

この楽曲と「TTポーズ」が持つ、圧倒的な普及力とステータス性をクレジットカードの概念に例えて表現してみましょう。

この『TT』という楽曲は、「面倒な為替手数料も、言語の壁という厳しい入会審査も一切なく、世界中のどこで提示しても一瞬でVIP待遇を受けられる、K-POP界最強のプラチナカード」です。

全く言葉が通じない異国の地であっても、コミュニケーションという名の決済端末で「TTポーズ」をスワイプするだけで、相手の顔に笑顔が咲き、莫大な「好意」という名のポイントが即座に還元されます。年会費は無料で、利用限度額も無制限。このカードをプレイリストに一枚忍ばせておくだけで、音楽の力で世界中の人々と繋がることができるという、まさに最上位のステータス体験を提供してくれるのです

今なぜ聴かれているか(圧倒的LTVとインフラ化)

リリースから年月が経過した現在でも、各種SNSのBGMとして莫大な再生数を集め続けています。それは、この曲がTikTok等のショート動画プラットフォームが台頭する「前夜」に、すでに『視覚的にバズるフォーマット(ポイントダンス)』を完璧に構築していたからです。プラットフォームの進化に完全に適応する楽曲構造であったため、時代が変わっても消費され尽くさない、極めて高いLTV(顧客生涯価値)を維持するエンタメのインフラとなっています。

後続アーティストへの影響(キリングパート至上主義の確立)

「楽曲の中に、メンバーそれぞれの魅力が爆発する数秒間のキリングパートを複数配置する」という構成は、現在台頭している第4世代・第5世代のK-POPガールズグループにおける楽曲制作の基礎フォーマットとなりました。サビだけでなく、AメロやBメロにもショート動画で切り抜かれることを前提としたフックを仕込むという、現代の音楽マーケティングの教科書を完成させた功績は計り知れません

みんなの意見(SNSの反応ファンの声)
・「K-POPに全く興味がなかった自分を沼に引きずり込んだ伝説の曲。今聴いても全く古くない」
・「ダヒョンの『ノムヘ!』とサナのパートは、アイドル史に残る大正解の歌割り」
・「トラック単体で聴くと、ベースが信じられないくらい重くてゴリゴリのクラブミュージックなのが本当に凄い」
・「イントロが鳴った瞬間に、あの頃のキラキラした記憶が全部蘇る。一生聴き続けるマスターピース」
世代や国境を超えて、ポップミュージックの魔法を体現したアンセムとして熱狂的に愛され続けています。

今回の専門用語解説集

トランジェント:音の立ち上がり(アタック部分)の鋭さや速さのこと。

コンプレッサー:音量のバラつきを抑え、音の粒を揃えたり全体の音圧を上げるためのエフェクト。

EQ(イコライザー):特定の周波数を強調したり削ったりして、音質を整える機能。

キリングパート:楽曲の中で最も強烈な印象を残す「必殺のフレーズや見せ場」のこと。

ブルーオーシャン:競合相手が全くいない、未開拓で独占的な市場やポジションのこと。

ドメインパワー:ここでは楽曲やアーティストが持つ「社会的な影響力やブランド力」の比喩として使用。

LTV(Life Time Value):一つの楽曲が、長期的に愛され続けることで生み出される価値の総量。

インフラ:社会生活の基盤。ここでは「音楽シーンの共通のフォーマット」という意味で使用。

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